子供が生まれてから、物の見方が一段と変わりました。
以前から子供は好きだったけど、身に染みることがたくさん出てきたというか。
日々、いろいろと人生勉強をさせてもらってるなと感じます。

米子に移住してから
地元の工芸品と子供を結びつけるようなイベントが
できたらいいなと思っていたのですが、
ある日たまたまこういうチラシを見つけました。
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弓浜絣(ゆみはまがすり)というのは、
江戸時代より鳥取県西部・弓ヶ浜の地で織り継がれてきたものだそうで、
それを使ってオリジナルのベビースタイ(よだれかけ)を作るというワークショップ。
「お!こういうの好き!」と直感的に感じて、
今後、自分がイベントを企画する際の参考にもさせて頂きたく、
参加してきました。

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弓浜絣ってたくさんの模様があるのですね。
この中から好きな柄を選んでいいとのことで、迷ってしまいました。
古典的な物だけかと思っていたのですが、創作(新作?)の模様も取り入れることがあるみたいです。

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まず最初に、弓浜絣の説明や成り立ち、
いろいろな模様などをスライドで見せていただきました。
「国会」と書いてある模様もあったりして、とても面白かったです。
その時代の世相を反映していたんですね。

そして、ベビースタイの製作へ。
ものすごーくざっくり説明しますと…
1.チャコペンシルで型紙を写し取り、縫い代を残して布を切ります。
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2.表裏2枚の布を合わせて縫い、返し口からひっくり返して、
首元にスナップボタンをつけて、アイロンを当てて完成!(≧▽≦)/
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わずか3行で説明してしまいました。
ざっくり過ぎてすみません。
私は不器用なので2時間以上かかってしまいました。
早い人はもっとサクサクッと作られていましたよ。

愛想もなく、黙々と作業してしまいましたが、とても楽しかったです。
弓浜絣は藍染めで、抗菌作用も優れているそうです。
実は、私も少しだけ染色の勉強をしたことがあり、
藍染めを経験したことがあるのですが、
草木染めって、それぞれ風合いが違って素敵だなと思います。

そして、使う人の顔を思い浮かべながら
心を込めながら
世界でひとつだけの小物を作るというのは、
楽しいもんだなー…と改めて思いました。

ちょっと形が崩れちゃったけど、
息子が嫌がらずに使ってくれるといいな。

私が選んだ模様は、「竹にふくら雀」。
「福来雀」などの字をあてたりして、とても縁起の良い柄だそうで、
全身の羽毛をふくらませて寒さをしのいで丸まっている雀みたいです。

「竹」といえば、
先日、竹藪のような所に迷い込んだなぁ…という話はまた後日(^-^)