…家を。住処を。

昨年末、0時頃に玄関のチャイムが鳴りました。
開けてみると、そこには少々苛立った雰囲気のお兄さんが。

「あの…」
「はい?」
「なんとかなりませんか…うるさいです、ずっと。
引っ越してきてから一年我慢したんですけど」
「ごごごごごごごめんなさい!!!」

どうやら子供の足音が階下に響いていたようです。
息子は2歳で、ジャンプしたり転げまわりたいお年頃。
しかも、なかなか寝ないときている。
私が入居した時は下の階の人は居らず、鉄筋コンクリート造りだったので少し油断していました。
一見、お兄さんが怖く思えたけど、一年も我慢してくれて、本当はいい人に違いない!
ドアを閉めてからそう思いました。

そして、「長らくご迷惑かけてごめんなさい!」との思いから引っ越しを決意しました。
もちろん、子供には「夜は静かに!」と口すっぱく言い聞かせてはいますし、最近は「夜はつま先で歩こう!」をスローガンにしているのですが、相手はなにせ2歳児。
なかなか思うようにはいきません。
さらに、常々気になっていたことがありました。

地方都市が抱える空き家増加問題

です。

地域おこし協力隊として米子に来て早1年7か月。
町を歩いていて、たくさんの空き家(であろう物件)を目にするのです。
でも、実際にインターネットサイトなどを見ていると
賃貸(売買)物件として登録されている家は少ないように感じていました。
そして、今回物件を探し始めるうちに「うちなんて古いから貸せないわ」という意見も耳にするようになりました。
……も、もったいない!古いから面白いのにぃ!!(>Д<)
移住者の中には新しい物件を求める人だけではなく、
家や住人の変遷や歴史も一緒に楽しみたいという考えの人もあるかもしれません。
「古くても味わいがあって、家賃も安いなら住んでみたい!という人もいます。
(↑まさに私がそうです)

「そうだ!私が実際に空き家に住んで、
“こういうライフスタイルを望んでいる移住者もいる”と発信すれば、
古い家でも借り手があることを知ってもらえるのでは??」

地元ケーブルテレビに話してみたところ、それが一つの企画となり、
「古原 家を探す」というどこかで目にしたようなタイトルの
床が抜けたボロボロな物件から、すぐにタバコ屋が開店できる面白い物件まで
さまざまな古民家を探して回るコーナーになりました。
しかし、いずれ本当に引っ越すつもりなのですが、
情報も少なく、なかなか難航しているのです…。

長くなりましたが、
そんなわけで、米子市内で空き家を所有されている方、ぜひ情報をお寄せくださいm(_ _)m